有限会社OAチャレンジ25

取り付ける前に!導入・設置の予備知識

実際に太陽光発電システムを取り付ける前に知っておきたい予備知識の解説していきます。

太陽光発電システムの概要

太陽光発電システムにはいろいろなものがありますが、ここでは一般家庭で使用される「住宅用太陽光発電システム」(以下、太陽光発電システム)を例にとって紹介します。

太陽光発電システムは、屋根の上などに(屋根以外にも取り付けられます)設置する「太陽電池アレイ(パネル)」、屋内外に取り付ける「パワーコンディショナー」、これらを接続する配線と「接続箱」そして「電力量計」などから構成されています。

太陽光

このうちの「太陽電池アレイ」が太陽電池と呼ばれるもので、太陽光発電システムの中核をなす重要な機能を持つものです。太陽電池については次の章で詳しく説明しましょう。

「パワーコンディショナー」とは、別名でインバーターとも呼ばれています。インバーターとは変換器のことです。太陽電池で得られる電気エネルギー(電流) は私たちが使っている一般的な乾電池と同じような“直流”なので、これを家庭内の電気製品で使えるような“交流”に変換する必要があるわけです。また「パワーコンディショナー」には過剰電流の発生によるトラブルなどからシステム全体を保護する役割を持った系統連系保護装置も含まれています。

「パワーコンディショナー」には次の3つの機能があります。

  • 太陽電池の温度変化や日射強度の変化にともなう出力電圧と出力電流の変化に対して、常に太陽電池の出力を最大限に引き出す。
  • 電力会社の配電線へ悪影響を及ぼさないように、高調波電流を抑制した電流を出力する。
  • 余剰電力を逆潮流する場合には、住宅内の電圧を所定内に維持するため電圧調整を自動的に行う。

“余剰電力を逆潮流する場合には”とありますが、これは住宅用太陽光発電システムでは、余った電気を電力会社に買い取ってくれるというシステムがあるからです。

太陽光発電中に、家庭で使用している(消費している)電力が、太陽光発電によって供給されている電力よりも小さい場合は、その差分だけの電気が余剰電力量計に流れ込み、余剰電力としてカウントされることになります。反対に、家庭で使用している電力のほうが大きい場合は、電力が不足するために、自動的に不足分の電気が電力会社からの需要電力量計を通じて流れ込み、電気の需要と供給のバランスを取ることになります。つまり2つの電力量計が必要な理由はここにあるわけですね。

太陽光発電システムを設置していない場合は、電気の流れが一定方向(電力会社の配電線から入ってくるだけ)のため、問題はないのですが、太陽光発電システムが設置されると、逆の流れ(逆潮流)が生じるので、電流のトラブルが生じないように、インバーターでこれらを臨機応変に調整する必要があるわけです。

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